幼いころから好きだった会社でのケーキ販売は、苦労が楽しさに変わります。
知っている会社で人に喜んでもらえる仕事がしたいと考えたとき、最初に頭に浮かんだのが新宿高野でした。家族でよく利用していて、販売スタッフの親切で丁寧な接客が素敵だと感じていました。求人情報を見てエントリーした際の面接では、新宿高野のファンであることを熱く語りました。
ケーキ販売の仕事は、商品名を覚えることから始まります。定番と月替わりがあり、名前が似ているものもあるので、ショーケース内の商品配置をノートに書き写したり、写真を撮って何度も見返すことで覚えました。
商品名を覚え、レジ打ちができるようになるとカットケーキの箱詰めです。四角の箱に形と大きさの違うケーキを素早く詰める作業が難しくて、できるまで何度もチャレンジしてコツをつかみました。パズルゲームで感覚を鍛えたことも役立ちました。
幼いころから好きだったケーキの販売では、仕事ができるようになるまでに必要な苦労も楽しめています。
お客さまの要望を聞きケーキを提案、アルバイトのサポートも頑張っています。
店舗ではショーケースの前で悩むお客さまが多いので、声掛けをして要望を聞き、適切な商品を提案しています。とくにお祝いごとなどに使うケーキは贈る側が来店するので、お祝いの内容や本人像、好きなフルーツなどを把握し、どうすれば喜んでもらえるかを考えます。オーダーメイドケーキの予約を受ける場合は、販売スタッフが注文票を作ります。製造部にお客さまの要望を的確に伝えるために、説明文にイラストを加えるなどの工夫が必要です。ケーキのコーディネートは、とても大切な仕事です。
新人アルバイトのサポートもしています。私自身が新人のときに、仕事がうまくできない理由が分からず悩んだことがあるので、新人スタッフにはことあるごとに「何か分からないことがある?」と聞きながら、仕事の進め方を丁寧に説明しています。悩むことなく素敵な笑顔で楽しみながらお客さまと接してほしいと思っているからです。